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メッセルの化石(Messel)
ドイツの三大産地の一つ


●メッセルの位置
メッセルはフランクフルトの南東約35Kmに位置します。
約5千万年前、Eocene(始新世)中期、の地層です。
長さ1、000m、幅700mの大きさの湖でした。
残念ながら一般の人が内部に入ることは許されていません。
広大な発掘場所を高台から見る展望台があります。

●世界遺産に指定・発掘制限
メッセルは化石の宝庫として世界遺産に指定されています。
一般の人の発掘は禁止されています。発掘場所へ入ることも許されません。
時代とともに地域内に入ることの制限が厳しくなっています。
調査の目的で入ることが許されているのが4組織、3組織などと減少し、
現在(2006年)は2組織のみと聞いています。

L. Frank撮影Google Map

●多種・良質の化石 メッセルではいろいろな種類の化石が発見されています。
馬、ワニ、蛇、こうもり、鳥、魚類、亀など多くの種類が発見されています。
細かい状態の質もよく、化石の研究では貴重な資料の宝庫といえます。
馬の先祖は現在の馬よりかなり小さく、現在の犬ぐらいの大きさといわれています。
メッセルで発見された馬の化石を見ると、このことが容易に理解できます。
魚の化石は8種類まで確認されています。
こうもり、きつつき、鳥などの化石が発見されていることから、
湖から毒ガスが発生していたのではと考えててします。

●メッセルの博物館 メッセルの発掘地にビジターセンター(visitor centre)があり、展示があります。
フランクフルトにあるSenckenberg Museumにメッセルで発見された化石がいろいろ展示されています。
甲虫の表面がメタリックの緑色をしている化石、小さいサイズ(馬の先祖)の馬の化石は胃袋も明確に残り、
専門家が見ると食べていた植物の種類もわかるとのことです。

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