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黄鉄鉱(パイライト, Pyrite)

黄鉄鉱(パイライト, Pyrite)

ナバフン鉱山の黄鉄鉱(Pyrite)

黄鉄鉱(Pyrite)は金(Gold)と間違えられるような色をしています。
結晶も彫刻のように手で加工したように見えます。
しかし、すべて自然がつくったものです。

黄鉄鉱の産地として有名なのがスペインとペルーです。それぞれ独特の特徴を
持っています。スペインの有名な産地の一つがナバフン鉱山です。
ゾーリアもスペインの産地として知られています。リオハ州にあるナバフンという村があり、
この名前がつけられてナバフン鉱山と呼んでいます。この鉱山でとれる黄鉄鉱は
サイコロのような六面体です。見た目では正六面体と言っても良いものも多くあります。
大きい六面体の表面から小さい六面体が顔を出しているもの、六面体が重なったり、
連なったりしているものなどがあります。大きさは虫眼鏡で見るくらいのものから、
六面体の一辺が10cm以上のものがあります。ナバフン鉱山で見つかった最大のものは
六面体の一辺が21cmくらいといわれています。一辺の長さが1mm以下のもから4cm
くらいまでのものまでを大きさの順に並べるとちょっとした芸術品です。

この鉱山は1960年にペドロ・ガレット氏により発見されました。現在はオガルデ、
コンデ、アタナシオの3名が設立したパイライタス社がナバフン鉱山を所有しています。
黄鉄鉱は硫化鉄(FeS2)で人類の歴史の古い時代から知られています。
黄鉄鉱が見つかるナバフン鉱山の地層は約1億3000万年前のものです。
ジュラ紀の地層で恐竜の足跡も見つかっています。恐竜が生きていた時代に
この六面体の黄鉄鉱が自然の力で生まれていたのです。

黄鉄鉱は硬い鉱物ですが、もろいので注意深く手で採掘をしています。
ダイナマイトの使用などは考えられません。

柏木博物館はナバフン鉱山のオーナーから黄鉄鉱を入手しています。


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